WsSC # 

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2017年5月、クレイグゥは趣味のサイクリング中に交通事故に見舞われ、約二ヶ月という入院期間を強いられる。
命に別状は無かったものの、鎖骨と骨盤を同時に骨折するという大事故だったため松葉杖での移動も制限され、病院のベッドに縛り付けられる日々を送っていた。その入院中の日々においても、彼はねんどを捏ね続けた。残念ながらwf2017sへの出展こそ叶わなかったが、彼はさらなる発展に備え、力を蓄え続けたのだ。
 退院してすぐの7月からZbrushによる3D原型を始め、4,5体を同時並行で作成することで猛烈なスピードでの成長を遂げた。一体目は一ヶ月半ほどで完成させるものの、造形的につまらないと自らボツに。二体目は、一ヶ月ほど進めたところで作ってる途中で飽きたためボツ。三体目にして納得のいく造形ができたため、画面内で磨き込み、DMMの光造型機で出力、届いた原型を微に入り細に入りサンディングしている。本原稿作成段階においては未完成の状態ではあるものの、クレイグゥの『魅せる造形』は健在であることを改めて認識させられた。さらにアナログ造形だった第1回WsSC #002に比べ、「重力に影響されない造形」が可能になった3Dだからこその浮遊感を加え、さらなる高みへの上りつつある。「順調に行けば」ではあるが、2017年12月に商業原型を上げ、原型製作手伝いに従事していた某社から初の商品化がされる見込みである。
 クレイグゥは、日本人離れしたオリジナリティ溢れる造形をより突き詰めてほしい希有な人材と断言する。
 全く関係ないが、最近は、ものびゃー;;に彼女ができた事を妬み、苦虫を噛み潰した顔で飲み明かしつつ、ものびゃー;;の進捗の心配をしているとのこと。

text by Luv a Sanomasahikoskii

生まれ
高校時代に美少女フィギュアを制作し、挫折。20年後の36歳頃に思い立ち、美少女フィギュア制作にリベンジを図る。
5年前頃からWFに参加し始め、クイーンズブレイド、蒼き鋼のアルペジオあたりの版権モノを中心に出典。
近年では、天啓をを受けオリジナル作品に開眼。現在はオリジナル作品のみを製作中。
第1回ワンダー詐ショウケース #002 受賞

WsSC#詐称プレゼンテーション作品解説

©Monobya-;;2018


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変幻

オリジナル
ノンスケールレジンキャストキット


商品販売価格
イベント価格 \18,000円
通販価格 $350ドル(予定)


注:アーティスト紹介のとおり、塗装が間に合いませんでしたので写真は後日取り直します。

一目で視線を釘付けにされる派手さと投げっぱなしな作りの荒々しさを伴った造形は、イベントガレージキットにはよく見られる造形である。
しかしガレージキット作家ものびゃー;;の作品にはそれらを補ってあまりある緻密な計算が隠されている。
今回の作品である『変幻』でもその計算がいかんなく発揮されており、狐面をかぶった妖女の姿が見る角度を変えることで九尾の狐に変幻するという、従来の時間を切り取ったような静止した固定モデルに対して、固定モデルでありながら時間軸をも想起させる作品に仕上がっている。
これもガレージキットという創作形態のひとつの道のあり方といえるでしょう。
ぜひとも、ものびゃー;;の作り出す世界観を会場で体感してください。

からのコメント

この度はWsSCに選出していただきありがとうございます。

ガレージキットもとい『立体発としてキャラクターを創作する』をスタンスとして造形活動を行っています。
ここ数年でガレージキットイベントに復帰した身としましては、可動キット、カラーレジン、驚異的な精度のPVCフィギュア、デジタル造形など驚かせれるものばかりです。
そのような環境の中で『自分にとってのガレージキットとはそもそもなんだっけか?』というものを追及してみようと思っています。
僕の考えるガレージキットの強みとしては「様々な角度から見ることができる」というものがあります。しかしながら、普通のフィギュアを作成し見る角度を変えたところで『パンツが見える』などある程度予測ができてしまうため、それを裏切り『見る角度を変えれば全く別のものになる』という事を意識して製作しました。
ワンフェス当日は現物を是非とも肉眼で確認していただきたいと思います。

最後に、今回の選出がどのような影響をおよぼすのかおよぼさないのか分かりませんが一つ思うのは『悪目立ち最高(^o^)』ということです。
あとはこのようなことを長々と書いているとつい忘れがちなことなのですが


これ自薦です(^o^;)