WsSC # 

[]

大型の造形を得意とするニナ造の卓を訪れた人の口からは、「すごい」「大きい」という言葉が自然と漏れる。確かに卓を訪れると、細部まで気を遣われた展示が行われており、その中心には神々しく光るエロスが鎮座している事に驚く。
 過去のWFにおいては、ラブライブ!School Idol Projectより、「1/6 東條希」「1/6 絢瀬絵里」を発表。(妬ましいことにコスプレ売り子まで用意して!)最近のWFにおいては、Fateから「1/6 Rider」や「1/6 Saber Bride」と1/8から1/12が主流のフィギュア業界において1/6と大型の作品を制作している。近年は活動の場を広げ、C3マーケットの合同ディーラー「On the Beach」において「1/6 ハマーン・カーン」を着衣・水着の2パターンで発表。忙しい本業の間を裂き、精力的に大迫力の作品を発表し続けてきた。それらの大型作品は、ニナ造が剥き出しの性欲を作品に叩き込む様が見て取れるように情熱的で官能的だが、それに反して精密でもあり、全体から細部に至るまでのニナ造のこだわりが全て包含されているように感じられる。
 長きに亘って大型作品を発表してきたニナ造だが、そんな彼にも悩みがある。本来、ガレージキットを作る事が目的でこの業界に入ってきたニナ造は、自らが欲する造形を手にするために原型制作を始めた。ところが、原型制作とイベントへの参加を繰り返してみると、半年ごとのイベントに向けた原型制作の忙しさと、それに輪をかけた本業の忙しさによって、本来、自身がやりたかったガレージキットを組み立てる事もできずに忙殺されていることに気づき、今回のwf2018wをもってディーラー活動の引退を決意したのである。そう決断した彼が、今後どういった行動を起こしていくのか、暖かく見守っていきたいと思う。

text by Luv a Sanomasahikoskii

生まれ
少年期よりガレージキットを組み立てる経歴30年以上の筋金入りモデラー。2007年にFateにハマり、萌えアニメを見始める。ほぼ同時にPVCフィギュアを買うようになり、2010年頃より造形をはじめる。
2012年からWFに出展を始め、現在に至る。
普段の口癖は「エポパテが捏ねてくれとせがむんだ」。

WsSC#詐称プレゼンテーション作品解説

©Monobya-;;2018


▲ Click!


変幻

オリジナル
ノンスケールレジンキャストキット


商品販売価格
イベント価格 \18,000円
通販価格 $350ドル(予定)


注:アーティスト紹介のとおり、塗装が間に合いませんでしたので写真は後日取り直します。

一目で視線を釘付けにされる派手さと投げっぱなしな作りの荒々しさを伴った造形は、イベントガレージキットにはよく見られる造形である。
しかしガレージキット作家ものびゃー;;の作品にはそれらを補ってあまりある緻密な計算が隠されている。
今回の作品である『変幻』でもその計算がいかんなく発揮されており、狐面をかぶった妖女の姿が見る角度を変えることで九尾の狐に変幻するという、従来の時間を切り取ったような静止した固定モデルに対して、固定モデルでありながら時間軸をも想起させる作品に仕上がっている。
これもガレージキットという創作形態のひとつの道のあり方といえるでしょう。
ぜひとも、ものびゃー;;の作り出す世界観を会場で体感してください。

からのコメント

この度はWsSCに選出していただきありがとうございます。

ガレージキットもとい『立体発としてキャラクターを創作する』をスタンスとして造形活動を行っています。
ここ数年でガレージキットイベントに復帰した身としましては、可動キット、カラーレジン、驚異的な精度のPVCフィギュア、デジタル造形など驚かせれるものばかりです。
そのような環境の中で『自分にとってのガレージキットとはそもそもなんだっけか?』というものを追及してみようと思っています。
僕の考えるガレージキットの強みとしては「様々な角度から見ることができる」というものがあります。しかしながら、普通のフィギュアを作成し見る角度を変えたところで『パンツが見える』などある程度予測ができてしまうため、それを裏切り『見る角度を変えれば全く別のものになる』という事を意識して製作しました。
ワンフェス当日は現物を是非とも肉眼で確認していただきたいと思います。

最後に、今回の選出がどのような影響をおよぼすのかおよぼさないのか分かりませんが一つ思うのは『悪目立ち最高(^o^)』ということです。
あとはこのようなことを長々と書いているとつい忘れがちなことなのですが


これ自薦です(^o^;)