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『ワンダー詐ショウケース』

アーティスト&詐称プレゼンテーション作品紹介

WsSCプロデュースアーティスト紹介


WsSC # 

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G-DOMEの「近藤貴之」といえば、数十年のキャリアをもつ手誰の原型師として知る人ぞ知る存在であろう。
そんなベテラン原型師が、2007年にR18の傑作「1/5 ミカちゃん」を突如発表するという、ロリ系18禁フィギュア界隈を震撼させる「事件」が発生。
原型師オリジナルデザインのつるぺた幼女造形でありながら、その高い完成度とエロチシズムに当時、昇天させられた諸氏も多いことだろう。 ちなみに本人曰く「たまたまロリが続いているがムチムチ系から筋肉系まで幅広く造ります」だそうだ。
 しかし、造形師として絶好調であった10年ほど前に、突如直腸がんを患う。が、長い闘病生活の末ほぼ完治。驚くべきは、病魔により衰えるどころか、増大する一方のエロへの比類なき探究心である。エロに対する造形の意欲やこだわりは全く衰えることなく、現在でも旺盛な活動意欲は、その年齢や古傷を感じさせる事は全く無い。
 そしてついに2013年、18禁中心ディーラー「アッスビート」を設立、ロリ系アイテムを中心に創作系R18ガレージキットを意欲的に発表し、我々の股間を直撃し続けている。
 さらに「スジを通す」事には並々ならぬこだわりを持っており、隙あらば(いや、無くてもだが)、商業・イベントにかかわらず、彼は原型の股間には必ず「魂」をこめる。その行為は、「造形師メジリヨシヲ」たるアイデンティティに他ならないと言っても過言ではないだろう。
 最も注目すべきは、長い活動歴に比して、全く時代遅れになることが無い天性のエロセンスであろう。最新作の「パーカー少女」「浮き輪少女」では、そのスジの玄人の大きな支持を得る事に成功しており、当然のように今回の新作も、我々の愚息(あるいは愚妹)を大いに刺激してくれるはずだ。

text by Masahiko Yoruno

生まれ
1996年ガレージキットディーラー「G-DOME」を設立。1999年ごろから商業原型を手がけ始め、2009年~2015年ごろには某フィギュアメーカーの社員として多数の商業原型を手がける。
現在はフリーランスの商業原型師としてエロチシズム溢れるフィギュアを発表している。
目下の趣味は自転車と「安くて旨い酒場」の開拓。

Twitter メジリヨシヲ

WsSC#詐称プレゼンテーション作品解説


©Mejiri Yoshiwo


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ニンフェット

オリジナル

商品販売価格
イベント価格 \12,000円

人物紹介にも書いた通り、メジリヨシヲ(近藤貴之)と言えばこの業界に関わった人間であれば、原型師を意識せずとも作品は見たことがあると思う。
そんな人物が「エロ」を作り始めたと聞いたときは、私は小躍りした。
そして、誰しもが持つ欲求に対し、オタクであれば言葉で語ってしまいそうな自らの趣味嗜好を造形で語る姿を尊敬の眼差しで見ている。

本作「ニンフェット」はメジリヨシヲが持つ「ロリ」「尻」に対する欲求が「あるがまま」に造形に落とし込まれている。 とはいえ、メジリヨシヲの「エロ造形」は決して「淫靡」ではない。
過去作の「パーカー少女」や「浮き輪少女」にしても年頃の少女の天真爛漫さが随所に見て取れ、「エロ」「ロリ」「尻」「天真爛漫」そここそがメジリヨシヲのイベント造形の「売り」なんだと思う。

「"始めにアナルありき"でポーズを決めました。」と本人が語る通り、何とも言えない表情で秘部を見せつける少女。
自らの商品価値を理解し、相手が何を求めているのか、何をすれば喜ぶのか。そして、その視線の先には誰が居るのだろうか。
そんな事を思わず考えてしまう。

「シワ」の一本一本まで気を配り、「色の変化だけはこの作品のキモなのであまり隠したくはない」とまでこだわった本作。

wf2019wの成人向けブースの台風の目(形的に近いし)となるだろうことは、想像に難くない。
さらには、年々縮小傾向にある「成人向けゾーン」を支える希有な存在であり続けることは間違いないだろう。



からのコメント


この度はワンダー詐ショウケースに選出して頂きありがとうございます。
自分の様な日陰で生きてきた者には何とも照れ臭い感じなのですが、今回の選出によりオリジナルエロ造形界隈が少しでも盛り上がって頂ければ幸いです。


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